1. 21世紀を担う臨床検査技師実践セミナー・2008大阪
平成20年2月10日(日) 9:00~16:30
場所:JICA大阪
会費:5000円
参加者:参加する会員の施設の職員は参加を認める
【開催主旨】
医療の質の向上には検査業務と運営実務の双方に通じた人材育成が必要となります。そこで、今回、チーム医療と経営管理に基盤を置いた検査運営の人材育成研修会を日臨技総合管理部門と近臨技チーム医療推進委員会において企画しました。2月9日(土)は日臨技主催、2月10日(日)は近臨技主催の研修会がJICA大阪(大阪府茨木市)で開催します。日臨床主催の研修会は医学検査12月号で会員に広報されますが、近臨技主催の研修会は日臨技事業ではない為広報されません。企画担当者は多くの会員が両日の研修会に参加して頂ければと思っています。
(日本臨床衛生検査技師会・総合管理部門 部門長 木沢仙次 企画担当 森嶋祥之)
(近畿臨床検査技師会・チーム医療推進委員会 委員長 森嶋祥之 企画担当 山本慶和)
2. セミナープログラム
第1部 9:00~12:00
5セッションに別れ講義 内容掲載ページ
セクション1 チーム医療入門編 2ページ
セッション2 糖尿病療養指導部門 3ページ
セッション3 栄養サポートチーム部門 4ページ
セッション4 感染対策部門 5ページ
セッション5 総合管理部門 6ページ
第2部 13:00~15:00
グループディスカッション
-チーム医療、人材育成、職域拡大を実践するためにはどうするのか-
第3部 15:30~16:30
パネルディスカッション 進行 山本、田中
様々な角度から実効性のあるチーム医療参画、人材育成、職域拡大を考える
3.各セッション内容
1)チーム医療入門編 (案)
対象:チーム医療への参画を考えているが、今田実践には至っていない施設
名前だけは入っているが、実際には活動されていない
内容:1.何故、チーム医療が必要か?
・医療における効果
・経済効果
2.どのようにしてチーム医療へ参画するか
・ 参画できた事例
・ 技師として活躍するには(チームの中での役割)
3. グループディスカッション
【企画担当】瀬田 正憲 (長浜赤十字病院)
田中 久晴(済生会和歌山病院)
神農 和枝 (若草第一病院)
2)糖尿病療養指導部門
テーマ : 糖尿病療養チームの中での役割について迷っている方
【セミナーのねらい】
糖尿病療養指導では、医師を中心とし、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師理学療法士、歯科衛生士など多くの職種がそれぞれの専門分野を中心に関わり合い、チームとして療養指導を行うことにより、糖尿病患者様の良好なQOLを維持できることを目的としています。チーム医療スタッフとしての、臨床検査技師の主な関わり方は、糖尿病関連検査の内容説明や検査の意義、SMBG(血糖自己測定)の指導を中心としています。 療養指導での大切なことは、事前に患者様の検査データを集めると同時に、データの発生した背景を理解した指導が必要となります。療養指導を始めてはいるけれど
患者様を前にした時どのように指導を進めればいいの?など迷ってはいませんか?今回のセミナーでは患者様を理解するための検査データとは?又検査データをどのように療養指導に反映できるかなどを中心に学び、明日からの療養指導に役立つセミナーにしたいと思います。
【プログラム】
1)講義 2題 各30分
講義1、“糖尿病療養指導での検査技師の役割について”
講師予定 中島 康仁
(SMBGを中心に療養指導への関わり方)
講義2、“検査データをどのようにして糖尿病療養指導に反映するか?”
講師予定 横山 有子
2)グループワーク 10時10分~12時
テーマ:“患者データを活かした指導方法”
① 受講生を5~6名の班に分かれる(各班にはセミナー委員を配置)
② 班ごとに症例を通して指導への体験検討
③ 各班での症例指導へのまとめ発表
・あらかじめグループで検討できるデータや病歴、患者背景を準備して、患者役と指導役を決め、療養指導への実践体験をし、療養指導方法を見出す。
例 SMBGデータを通しての指導?
検査数値が同じでも患者への療養指導は同じでいいのか?
【企画担当】 山下 己紀子 (大阪赤十字病院)
田中 久晴 (済生会和歌山病院)
3)NST部門
テーマ : NST専門臨床検査技師を目指して
-ベッドサイドで物申す検査技師-
対 象 : 1.NST活動に参加し、3年以上経過している技師
2.NST活動に参加しているが、活動に十分参加できていない技師
3.NST活動に検査技師は、必要ないと思っている技師
4.NST専門臨床検査技師を目指している技師
【セミナーのねらい】
NST活動は、チーム医療の中でも比較的歴史の浅い活動であるが日本静脈経腸栄養学会による活動の支援もあり、平成19年2月現在のNST稼動施設は、計983施設となった。認定基準には医師(必須)および各種コメディカルの参加が規定されている。当然、多くの施設で臨床検査技師がNSTに参画し活動されていると思われる。ただ、NST活動にどのように参画したら良いのか?血清Alb値のデータを提供しているだけ!NST回診に同行しているが栄養評価や栄養療法のディスカッションに参加できない!などの悩みや戸惑いを感じている技師の方も多いと思います。
2005年から企画された実践セミナーのNST部門では、“こうして作る栄養サポートチーム(2005・滋賀)”、“検査の枠を超えたNST専門臨床検査技師を目指して(2006・福井)”を開催し、今回で3回目となります。今回は、まさしく実践セミナーとして“ベッドサイドで物申す検査技師”をサブテーマとし、より実践的なNST活動をするためにNST専門療法士認定制度と認定教育施設およびカリキュラム等について、検査技師が苦手とする臨床栄養とくに静脈栄養の実際についての教育講演、症例検討として終末期患者の栄養管理を企画しました。受講生参加型のワークショップを行い、NST活動の悩みや問題点を皆さんともに考えていきたい。
受講対象 : セミナーに参加する臨床検査技師の施設のNSTメンバー
(医師・看護師・薬剤師・管理栄養士など)は参加可能とする
【プログラム】
1.講演(90分)
1)NST専門臨床検査技師制度と認定教育施設およびカリキュラム等(仮題)
杉村亮子(天理よろづ相談所病院)-交渉中
2)静脈栄養の実際(仮題)
杉浦伸一(名古屋大学医学部付属病院 医療経営管理部)
2.症例検討:ワークショップ(WS)(90分)
終末期患者の栄養管理
担当:竹浦久司(多根総合病院)
1)参加者を5~6名毎のグループに分ける(各グループに運営委員を配置)
2)各グループで症例についての検討をする
3)症例の解説
4)総括
【企画担当】 杉山昌晃(市立岸和田市民病院)
竹浦久司(多根総合病院)
畑中徳子(天理よろづ相談所病院)
4)感染対策部門
テーマ:微生物専門以外の検査技師が行う感染管理のABC(初級レベル)
− ICTの一員となるためのポイントを伝授 −
対 象: 1.微生物検査を外部委託している施設の技師
2.微生物検査があっても担当技師が少なく、感染対策上十分な報告
ができていない施設の技師
3.微生物専門ではないがICTメンバーになっている技師
4.管理運営上、微生物検査データを管理しなければならない技師
【セミナーのねらい】
検査技師の活動範囲は検査室内にとどまらず、さまざまな医療職スタッフと連携した患者中心のチーム医療へと拡大しています。これからの臨床検査技師に必要なものは“診療参画型臨床検査技師”としての自覚と行動です。そこで、チーム医療を実践しているあるいは実践しようと考えている検査技師を対象に、2005年から実践形式のセミナーが企画され、今回が3回目となります。
感染対策は施設全体で取り組まねばならない重要課題です。感染対策の実働部隊として感染対策チーム(ICT)が組織され、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師など多くの職種で構成されます。検査技師はICTの中で必要不可欠な存在です。しかし、微生物検査を外部委託している施設や微生物専門ではない技師がICTメンバーになっている施設では、微生物検査データが感染管理に十分に活用されていない場合があります。
今回、「微生物専門以外の検査技師が行う感染管理のABC」をテーマに、検査結果の見方や考え方、サーベイランスへの利用など検査結果をどうすれば感染対策に活かせるのかを考えていきます。また、検査データを基にした受講生参加型のワークショップを行います。本セミナーがこれからの感染管理活動の一助になれば幸いです。
【プログラム】
1.講義(90分)
1)ICT活動と検査技師の役割 (担当:小森敏明)
2)感染管理上重要な微生物
3)検査結果の見方・考え方
4)検査結果に基づくサーベイランス
2.ワークショップ(WS)(90分)
1)受講生を5,6名毎の班に分ける(各班にはセミナー運営委員を配置)
2)班毎に検査データを基にした感染管理に関連する課題を与え、WS
参加者が意見を出し合い討議・討論を重ねる
3)班毎に課題の結果を発表
4)総括
【企画担当】小森敏明(京都府立医科大学附属病院)
中村竜也(関西医科大学附属枚方病院)
5) 総合管理部門
テーマ : 中堅技師・管理職のための職場の活性化・人材育成と職域拡大の戦略
-検査室運営戦略のためのツール(PDCA・BSC)を学ぶ-
対象 :
1. 検査室活性化したいと思っておられる中堅技師・管理職
2. 活性化・人材育成、職域拡大したいがその戦略ためのツールが学びたい中堅技師・管理職
【ねらい】
今までは検査業務の守備範囲をきっちりこなせば検査室の役割果たせましたが、現在は、検査業務の責任をしっかり果し、その上に診療現場においてさまざまな医療職がそれぞれの専門性を発揮してより診療効果、治療成績を向上させるチームに参加することが求められています。しかし、チーム医療に取組むには、人的余力、人材の配置、組織の機能、合理化など課題を解決しなくてはなりません。このセッションでは、中堅技師・管理職の方々にご参加いただき、職場の活性化、職域拡大の戦略をテーマとして一緒に考えていきたいと企画いたしました。
【プログラム】
1. 講義 9:00~10:40 各25分 (内5分を質疑含む)
司会 運天政五郎
1)臨床検査室における職場活性化と職域拡大を概観する
山本慶和 天理よろづ相談所病院
2)職域拡大として検査室の足元の業務に目を向けよう
高部弘司 近畿大学医学部奈良病院
3)検査室運営のためのツールを学ぶ
・PDCA 業務改善・問題解決のツール シスメックス
・BSC 組織戦略、経営戦略を実行に移すためのツール ベックマンコールタ
2. 総合討議 10:50~12:00
司会 運天政五郎、高部弘司
業務の活性化、人材育成、職域拡大に対して何が問題となっているか、問題の背景(洗い出し)、改善の目標、行動目標(何からはじめるか)などを討議する。
私見:可能であれば直手がけたい事項、直ちに実践したい事項、直ちにしなくてはならない事項など、優先順位と重要度などが議論されることを期待したいと思います。
【企画担当】山本慶和(天理よろづ相談所病院)